インフルエンサー落語家 桂三四郎の挑戦

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「名作」オススメ映画「レスラー」口コミ〜桂三四郎の足跡

この記事は2011年9月26日に投稿された

桂三四郎の足跡です。

 

昔見た映画で

強烈な印象を受けた映画をお勧めします。

 

 



「レスラー」

 

という映画を見た。



こないだゴールデン街の

松田優作さんマニアの集まる店で飲んだ時


インチキ業界人みたいな

若作りのおっさんが偉そうに

わかったような口ぶりで


『オススメの映画といえば「レスラー」だね。

 これを見ないと映画は語っちゃだめだね。

 ほんとこれはスクリーンで

 みてほしいんだけどね。』


って言われたからだ。


正直、ぞんざいな言い方に

ちょっとムッとしたが

だいぶお酒も入っているようだし

目の前に貼られてるポスターの松田優作さんが「だめだぞ、えいじ(なぜか本名)」

といっているようなので

この男のひだりまぶたをひきちぎって

味付けしてキクラゲの代わりに

トンコツラーメンの中に入れて

噛み締めた後に吐き捨てたい感情を

ぐっとこらえて


映画「レスラー」をみた。


主演のミッキーローク

名前は聞いたことがあったが演技は見たことないなぁ


なんでミッキーロークなんやろ?


って思ってた。


ストーリーは簡単に言うと


引退するタイミングを逸した

往年のスターレスラー

ランディ(ミッキーローク)

かつての栄光とは裏腹に

スーパーマーケットでアルバイトしながら

ドサ回りの営業でなんとか

プロレスラーを続けているが

家賃にも事欠くような生活

 

長年、プロレスで酷使した身体は

怪我でボロボロ

ステロイドでガタガタ

かつての仲間は

怪我の後遺症と

引退後の生活苦で末路憐れなありさま

ステロイドの酷使で

心臓発作を起こし

引退を余儀なくされるが

引退後の生活に慣れず。

生命の危険をかえりみず

自分の居場所であるリングに戻っていく。


ってなところ。


結論から言うと

 

これは名作です。


末路憐れな芸人

(ショービジネスの要素がある人間って事ね)

の悲しい性


苦しい現実


そして孤独感


華やかなステージの舞台裏の実態のしょぼさ





「なんて俺ってどうしようもないクズなんやろう

末路憐れで身体はボロボロ、家族にも見捨てられ恋人もいない

俺にはリングしか居場所がないねん」

そんな映画です。

色んな所に見所がちりばめられてます。


で、俳優陣の名演ももちろんやけど


主演のミッキーロークの怪演


めっちゃはまり役やねん。


あとから調べたらミッキーローク自身

昔はセクシー俳優として

一世を風靡する大スターだったけど

その後

世間から完全に忘れられた存在になっていた

だから監督がどうしても

ミッキーロークの主演を強行したらしい。


ちなみに配給会社の要求は

ニコラスケイジだったらしい


でも主演がスーパースターの

「ニコラスケイジ」

だったら

このなんというか

哀愁というか悲哀みたいなものは

ここまで出てないような気がする。


助演のマリサトメイもめっちゃいい味だしてるし


ほんとすごい名作です。


でも、もしかしたら女の人は共感できないかも?


ハッピーエンドとは程遠いし

幸せな人間なんて出てこないし

救いなんてない映画


だからこそ出る悲哀、哀愁


男、その上芸人が見たら間違いなく泣くはず


そしてこの映画は

たまたま

三沢光晴さんが

試合中の不幸な事故で亡くなられた

直後に公開されたので


リアルタイムで見た人は

三沢光晴さん

とも照らし合わせて見てしまうだろうから

涙なしでは見る事は出来なかったはず


映画「レスラー」


オススメです。


今度あのインチキ業界人みたいな

若作りの偉そうなおっさんにあったら


僕のひだりまぶたをちぎって

味付けして

キクラゲみたいにしたやつを

口の中にほりこんであげよう。

 

amazon prime videoで100円でレンタルすることができますので

 

ぜひ見てください。